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スウェーデンのコーヒーの歴史

コーヒーに重い税金がかけられた時代 コーヒーがスウェーデンにもたらされたのは、1670年代半ばのこと。 この時代で...
スウェーデンのコーヒーの歴史

コーヒーに重い税金がかけられた時代

コーヒーがスウェーデンにもたらされたのは、1670年代半ばのこと。

この時代ではコーヒーは薬として考えられていました。

コーヒーが飲み物として広まったのはだいぶ先の約100年後。上流階級の人々の間で需要が高まりました。

しかし、1746年に王政は、新しい人気の飲み物であるコーヒーに対して重い税金をかけます。

もちろん、国民は税金の支払いを拒否します。

10年後には、王政によりコーヒーが禁止されるまでに至りますが、それでも人々はコーヒーの飲用をやめません。

ましてや、重い税金&禁止令は、スウェーデン人にブラックマーケットタイプ(闇市場での取引)でのコーヒーの流通を促す結果となりました。

King Gustav Ⅲ の試み

King Gustav Ⅲ(グスタフ王三世)は、人々がコーヒーにあまりにも熱を上げているので様々な妄想に囚われ始めます。

まず、コーヒーが身体に悪影響を与えることを危惧します。

さらに、人々が集まって隠れてコーヒーを飲むことが、王政を覆すような秘密結社が結成されてしまう起因になるのでは、とも考えます。

そこで王は、コーヒーが身体に良くないことを科学的に証明しようとある実験を行うことにしました。

王は、死刑宣告されていた一組の双子に、コーヒーに関する実験に協力するよう求めます。協力したら終身刑に減刑してもいいとオファーしたのです。

その実験とは、双子の1人は1日に3杯のコーヒーを、もう1人は1日に3杯の紅茶を生涯毎日飲用して、その健康状態をチェックするというものでした。

王の命令で、毎日コーヒーと紅茶を飲んだ双子は?

双子は果たしてどうなったのか? 王の期待とは裏腹に、なんとその双子は長生きをしました。

皮肉なことに、王は有用な結果を何も得られないまま、1792年に暗殺され、双子よりも早くこの世を去ります。

さらに、紅茶を飲んでいた双子の1人は、コーヒーを飲んでいた人よりも先に亡くなる結果となりました。

紅茶を飲み続けた人は、なんと83歳まで生き続け(この時代では非常に長生きです)、コーヒーを飲み続けた人は、その時点でもまだ健在だったとのこと。

こうしてコーヒー禁止令は1820年代に失効し、コーヒーは大衆的な人気の飲み物として瞬く間に広がったのでした。

スウェーデン人のコーヒー好きは、昔からだったということがよくわかるストーリーです。

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    いつも Fikahuset(フィーカフセット)をご愛顧いただきまことにありがとうございます。今年も感謝の気持ちをこめて、2023年の売り上げの一部をスウェーデンの自然保護団体である Naturskyddsförenningen に寄付しました。

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